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われわれの鼻柱は
われわれの鼻柱はたしかにくじかれたが、しかし、自尊心といふものは鼻柱がいくつもあるものと見える。自分が日本人であることを認めながら、戦に負けたのは自分たちではなく、自分たちを除く他の日本人であるといふ理くつをつけるものがある。或はまた、自分も負けた日本人の一人ではあるが、自分の全体が負けたのではなく、自分の一部が負けただけであり、戦争といふものはさういふものだと考へる向きもある。しかし、そんなことにおかまひなく、日本及び日本人が文字通りたゝきのめされた姿は、誰の眼にも明らかであつて、どういふ面から云つても、大きなことは云へた義理ではない。なかには、たしかにわれわれはヘボかつた、そのことはもう戦さの始まる前からわかつてゐた、と云つて、わづかに自尊心を慰めるものもある。 女房の妬くほど亭主もてもせず
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NYOUBOU — 女房の妬くほど亭主もてもせず
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久久都比売神社一に
久久都比売神社一に久具神社と云い、大水上神の児久々都比古命・久々都比売命を祀ると延暦儀式帳にある。倭姫世記にも久求小野に久求社を定め賜う...
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居の模様から起ったと決定する様に
居の模様から起ったと決定する様に、そう手軽には運び兼ねるの感なき能わぬのである。 しからば何に由ってその名の起原を古しというか。既に少彦...
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したがって自分は大体において
したがって自分は大体において、日本民族が朝鮮民族と同一系統に属すと認むる見地の下に、日本のクグツすなわち傀儡子も、朝鮮の揚水尺すなわち才...
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クグツの名がその持物たる
クグツの名がその持物たるクグ製の袋クグツから導かれたろうという柳田君の御説、傀儡または広大の朝鮮音から移ったのであろうという安藤君の御説...
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かくて氏は、我が袋の一種を
かくて氏は、我が袋の一種をクグツというのも、揚水尺が柳器を編んで販売するのを業とすることから考えると、朝鮮から来たこれらの徒の製作したも...
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今一つ安藤正次君によって
今一つ安藤正次君によって、歴史地理三十三巻三号(大正八年三月)に発表せられた新説がある。それは傀儡の二字の朝鮮音から導かれたのであろうと...